WindowsのDLL読込みの欠陥でコード実行される脆弱性の検証レポートを発表(NTTデータ・セキュリティ)
NTTデータ・セキュリティ株式会社は8月25日、WindowsのDLL(Dynamic Link Library)読み込みの設計上の欠陥による脆弱性に関する検証レポートを公開した。この脆弱性は、DLLが読み込まれる際に適切な順序で検索されないことに起因する。たとえばブラウザによる閲覧をトリ
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同社では、Windows XP SP3を検証ターゲットシステムとして、この脆弱性の再現性を検証した。検証は、ターゲットシステムにWebブラウザを通じて細工したWebDAVサーバへ誘導し、任意のファイルをダウンロードさせることで任意のコードを実行するというもので、今回の検証に用いたコードはターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するものであった。この結果、誘導先のコンピュータ(Debian GNU/Linux 5.05)上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示されたことから、ターゲットシステムの制御の奪取が可能であることが検証された。
http://www.nttdata-sec.co.jp/article/vulner.html
《ScanNetSecurity》