端末制御や位置情報も、Android端末セキュリティ管理サービス(KDDI) | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

端末制御や位置情報も、Android端末セキュリティ管理サービス(KDDI)

KDDI株式会社と米モトローラ・モビリティ社の子会社である米Three Laws of Mobility社(3LM)は3月1日、3LMが開発したAndroid搭載デバイス向けセキュアプラットフォームを採用したセキュリティ管理サービスをKDDIが提供することで合意したと発表した。本合意に基づき、K

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
KDDI株式会社と米モトローラ・モビリティ社の子会社である米Three Laws of Mobility社(3LM)は3月1日、3LMが開発したAndroid搭載デバイス向けセキュアプラットフォームを採用したセキュリティ管理サービスをKDDIが提供することで合意したと発表した。本合意に基づき、KDDIは8月を目処に法人顧客向けにセキュリティ管理サービスのトライアル提供を開始する予定で、10月には商用サービスを開始する予定だという。

3LMが開発したAndroid搭載デバイス向けセキュアプラットフォームは、アプリケーションではなくOSレベルでのセキュリティ機能を実現するもの。同プラットフォームは、管理者によるリモートでの端末制御や位置情報管理、アプリケーション管理をはじめ、カメラなどのデバイス管理も可能な「モバイルデバイスマネジメント」、Android搭載デバイスと顧客のシステム間のデータ通信を暗号化してセキュアなイントラアクセスを実現する「セキュアエンタープライズリンク」、端末内およびSDカード内のデータを暗号化し、マルウェアから端末を保護する「アンドロイドデバイスマネジメント」の3つの特長を備える。

KDDIでは具体的に、3LM社のセキュアプラットフォームをプリインストールしたAndroid端末、デバイスのリモート管理サービス、セキュアなネットワークサービス、アプリケーションサービスをワンストップで提供する予定で、今回の発表はそのサービス部分となる。対応端末はauの夏モデルから登場する予定。3LMのCEOであるTom Moss氏は、「100%オープンソースであるAndroidは、逆に言えば最もセキュアにすることが可能なため、企業で導入するのに最適な端末といえる。現状では多彩な機能をユーザ権限で利用できるためリスクが大きいが、OSレベルでセキュリティ機能を提供することで機能の権限を企業の管理者に持たせることができる」と述べた。
(吉澤亨史)

http://www.kddi.com/corporate/news_release/2011/0301/index.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  3. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

    タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

  5. 重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

    重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

  6. 研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

    研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

  7. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

  8. 2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

    2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

  9. RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

    RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

  10. 脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

    脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

ランキングをもっと見る