「IEのDOM処理におけるメモリ破壊の脆弱性」検証レポートを発表(NTTデータ・セキュリティ)
NTTデータ・セキュリティ株式会社は6月20日、Internet Explorer(IE)のDOM処理においてリモートから攻撃可能なメモリ破壊の脆弱性(CVE-2011-1256:MS11-050)に関する検証レポートを公開した。この脆弱性はIEのDOM変更処理に存在する。IEが正しく初期化されていないオ
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
同社では、Windows XP Professional SP3およびInternet Explorer 7を検証ターゲットシステムとして、この脆弱性の再現性を検証した。検証は、ターゲットシステムにIEを通じて細工したWebページを閲覧させ、IEの脆弱性を利用した攻撃コードを実行することで任意のコードを実行させるというもの。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するものとした。この結果、誘導先のコンピュータ(Debian)のコンソール上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示されたことから、ターゲットシステムの制御の奪取に成功したことが検証された。
(吉澤亨史)
http://www.nttdata-sec.co.jp/article/vulner/110620.html
《ScanNetSecurity》