IEの脆弱性「MS11-050」を悪用する限定的な攻撃を海外で確認、日本も注意(日本IBM) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

IEの脆弱性「MS11-050」を悪用する限定的な攻撃を海外で確認、日本も注意(日本IBM)

日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は6月29日、東京SOCにおいてMicrosoft Internet Explorerの脆弱性(MS11-050:CVE-2011-1255)を悪用する攻撃を確認したと発表した。このレポートは、IBMが全世界で提供しているセキュリティ運用監視サービス「Managed Security

脆弱性と脅威 脅威動向
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は6月29日、東京SOCにおいてMicrosoft Internet Explorerの脆弱性(MS11-050:CVE-2011-1255)を悪用する攻撃を確認したと発表した。このレポートは、IBMが全世界で提供しているセキュリティ運用監視サービス「Managed Security Services」(MSS)の中で、世界9か所の監視センター(セキュリティー・オペレーション・センター:SOC)にて観測したセキュリティイベント情報に基づき、おもに日本国内の企業環境に影響を与える脅威の動向を東京SOCが独自に分析し、まとめたもの。

この脆弱性は6月15日にパッチが公開されたばかりのもので、その数日後から攻撃が行われている。IEの脆弱性を攻撃するコードが設置されたWebサイトは、FTP経由またはWebアプリケーションの脆弱性を利用して改ざんが行われていると考えられる。現在のところ攻撃の範囲は非常に限定的で、日本国内の企業環境では攻撃を検知していない。海外のSOCで極めて少数の攻撃を検知している状況だという。ただし今後、攻撃範囲が拡大する可能性があるため、セキュリティパッチをまだ適用していない場合は、早急にパッチ適用を検討するよう呼びかけている。
(吉澤亨史)

https://www-304.ibm.com/connections/blogs/tokyo-soc/entry/ie_attack_20110629?lang=ja

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

ランキングをもっと見る
PageTop