詳細なクレジットカード情報を盗むトロイの木馬など検出--7月レポート(Dr.WEB)
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は8月23日、「2011年7月のウイルス脅威」をまとめ発表した。従来、7月は平穏な時期と思われていたが、ウイルスに関する限り先月と比べ決して平穏な月ではなかった。Windows lockerの新種「Trojan.Winlock.3794」は、犯罪者にクレジ
脆弱性と脅威
脅威動向
また「Trojan.Carberp.1」は、バンキングサービスにアクセスするための情報を犯人に送信し、さまざまなプログラムからキーやパスワードを盗み、キーロガーとして動作し、スクリーンショットを撮るなどの機能を持つ。リモートコントロールセンターからその後の指示を受け取るビルトインモジュールも備えており、攻撃者は被害者のPCをプロキシサーバに変えて匿名でWebサイトを訪れ、さまざまなファイルをダウンロード・起動し、リモートホストにスクリーンショットを送信することが可能になり、またOSを破壊することさえ可能になる。7月にはこのほか、Android向けスパイウェア「Android.GoldDream.1」、Webを閲覧不能にする「Trojan.Mayachok.1」、電子通貨Bitcoinを取り出す「Trojan.VkBase.48」などが発見されている。
(吉澤亨史)
http://news.drweb.co.jp/show/?i=434&lng=ja&c=2
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