三菱重工業にサイバー攻撃、情報を海外に送信か(三菱重工業) | ScanNetSecurity
2024.04.16(火)

三菱重工業にサイバー攻撃、情報を海外に送信か(三菱重工業)

三菱重工業株式会社は9月19日、同社のコンピュータにウイルス感染の可能性が8月中旬に判明したと発表した。その後、ウイルスの特性により情報漏えいの危険性も判明したことを受け、その旨を警察当局に報告、相談するとともに、以後外部の専門家と共同で調査、対応を進め

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
三菱重工業株式会社は9月19日、同社のコンピュータにウイルス感染の可能性が8月中旬に判明したと発表した。その後、ウイルスの特性により情報漏えいの危険性も判明したことを受け、その旨を警察当局に報告、相談するとともに、以後外部の専門家と共同で調査、対応を進めているとしている。現時点ではウイルス感染による被害拡大は止まったものとしており、また過去に社内一部のコンピューターのシステム情報(ネットワークアドレス等)が流出した可能性があることは判明しているものの、同社の製品や技術に関する情報の社外へのデータ流出は現在確認されていないとしている。

複数のメディアが伝えるところによると、同社本社のほか工場や研究所など国内11拠点にある45台のサーバ、および従業員が使用していた38台のPCでウイルス感染が確認された。これらには造船や国防、発電プラントなどを手がける同社の事業に直接関わるものも含まれていたという。また、委託を受けた情報セキュリティ企業が感染したサーバなどのログを解析したところ、中国、香港、米国、インドなど社外に設置されている14のサイトと意図しない通信を行っていたことが判明したという。
(吉澤亨史)

http://www.mhi.co.jp/notice/notice_110919.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

    マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

  3. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  6. 警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

    警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

  7. 委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

    委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

  8. チラシ記載の QR コードを誤って管理者用 URL から作成、申込者の個人情報が閲覧可能に

    チラシ記載の QR コードを誤って管理者用 URL から作成、申込者の個人情報が閲覧可能に

  9. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  10. マイクロソフトが 4 月のセキュリティ情報公開、悪用の事実を確認済みの脆弱性が 1 件

    マイクロソフトが 4 月のセキュリティ情報公開、悪用の事実を確認済みの脆弱性が 1 件

ランキングをもっと見る