豪州の公共交通機関で見つかった遺失物USBメモリ、3分の2がマルウェア感染(ソフォス)
シドニーの公共交通機関「RailCorp」が実施した遺失物の販売イベントで購入した50個のUSBメモリを検証した結果、3分の2がマルウェアに感染していた。
脆弱性と脅威
脅威動向
これらのUSBメモリは保護されておらず、税金関係の書類、学校や大学の課題、プロジェクト関連のAutoCADの図面、家族や友人の写真アルバム、そしてソフトウェアやWebのソースコードなどがファイルとして含まれていた。同社の上級テクノロジーコンサルタントであるグラハム・クルーリー氏は「オーストラリアの通勤者や通学者はUSBメモリを紛失しているだけでなく、マルウェアも持ち運んでいた。しかもセキュリティに注意していないためIDや個人情報を盗まれる危険性もある。ユーザは脅威について正しく認識し、適切な予防措置を講ずることが必要」と述べている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》