Windowsのafd.sysドライバの権限昇格が可能な脆弱性に関する検証レポート(NTTデータ先端技術)
NTTデータ先端技術は、Windows Ancillary Function ドライバに存在する権限昇格が可能な脆弱性(CVE-2011-2005)に関する検証レポートを公開した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
検証は、Microsoft Windows XP SP3を検証ターゲットシステムとして実施した。具体的には、ターゲットシステムにvictimユーザでログインし、Ancillary Functionドライバの脆弱性を利用した攻撃コードを実行することで、権限昇格させるというもの。検証の結果、攻撃コード実行後、ターゲットシステムにおいてvictimユーザの権限がシステム権限「NT AUTHORITY\SYSTEM」に昇格している情報が表示され、システム権限でのコマンド実行が可能となり、システム権限の奪取に成功したことが検証された。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》