シンガポール市民防衛庁から「RFID備品管理システム」を一括受注(日立アジア) | ScanNetSecurity
2024.05.16(木)

シンガポール市民防衛庁から「RFID備品管理システム」を一括受注(日立アジア)

日立アジア社は、シンガポールの消防・救急を統括する市民防衛庁から、RFIDタグを活用した備品管理システムを一括受注したと発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
シンガポール市民防衛庁
シンガポール市民防衛庁 全 2 枚 拡大写真
日立アジア社は、シンガポールの消防・救急を統括する市民防衛庁から、RFIDタグを活用した備品管理システムを一括受注したと発表した。日立アジア社がシンガポール政府機関向けの情報・通信ソリューションを受注したのは、今回が初めて。

シンガポールの消防署はこれまで、消防車や救急車に搭載されるホースやポンプ、酸素ボンベ、ストレッチャーなどの機器を、署員が毎日一つ一つ手作業で点検していた。しかし、多くの種類の機器を手作業で確認するには手間と時間がかかり、確認ミスが発生する懸念もあった。

「RFID備品管理システム」は、RFIDタグを貼り付けた機器にハンディリーダーをかざすだけで、それぞれの機器の情報を正確に読み取ることができ、ハンディリーダーから約1メートル以内であれば、機器が重なって配置された状態や車両の奥に置かれた状態でも読み取りが可能なため、車両に機器を搭載したままでの迅速な点検作業が可能だ。消防車には1台あたり約200の機器が搭載されているが、これまで1台あたり数人で約30分かかっていた確認作業の時間を1人で10分以下に短縮することが可能となった。

シンガポール国内の全16消防署の約170台の消防・救急車両で使用される予定。約13,000個のRFIDタグや55台のハンディリーダー、日立システムズのアプリケーションソフトウェア「Chipin/Fixture-Lite」などを活用して構築し、来年4月から試験運用を開始する。

日立、シンガポール市民防衛庁から「RFID備品管理システム」を一括受注

《編集部@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  2. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

    東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

  5. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  6. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  7. TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

    TwoFive メールセキュリティ Blog 第14回「いよいよ6月、メルマガが届かなくなる…!? ~ メルマガ配信している皆さん ワンクリック購読解除の List Unsubscribe対応は済んでますか?」

  8. テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

    テレ東「ヤギと大悟」公式 X アカウントが乗っ取り被害、意図しないポストが数件行われる

  9. ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

    ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

  10. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

ランキングをもっと見る