複数のDNSネームサーバにリソースレコードを保持し続ける問題(JVN)
IPA/ISECおよびJPCERT/CCは、複数のDNSネームサーバにおけるリソースレコードの取り扱いに関する問題(CVE-2012-1033)が公表されたとJVNで発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
公表された問題は、一定の条件のもとでDNSキャッシュサーバが保持しているリソースレコードを、上位ドメインの権威サーバが設定した time-to-live(TTL)の値を超えて保持してしまうというもの。この問題によって、上位ドメインの権威サーバで削除されたドメイン情報が、キャッシュサーバ上では有効な情報として使用され続ける可能性がある。現時点では、対策方法は公表されていない。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》