2011年後期のDDoS攻撃は前期比57%増加、ただし大規模ボットネットは減少(カスペルスキー)
カスペルスキーは、2011年後期のDDoS攻撃について発表した。2011年後期における平均的な攻撃は毎秒110Mbitで、前期と比べて57%増加した。
脆弱性と脅威
脅威動向
また攻撃は、大量のトラフィックを使用する従来型のDDoS攻撃から、攻撃対象のサーバ上のリソースを大量に消費することにつながる攻撃へとシフトしている。このような方法では、大規模ボットネットを使わずに最少の労力で効果的にDDoS攻撃を実行することが可能になる。事実、2012年は大きなDDoSボットネットが発見されておらず、主に中規模のボットネットが検出されている。これらは平均的なWebサイトを停止させる十分な力を持っており、今後このようなボットネットがより多くなるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》