Flash、JREなどの脆弱性を狙う標的型攻撃を確認、ユーザは対策を(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロは、「Adobe Flash Player」や「Java Runtime Enviroment(JRE)」に存在する最新の脆弱性を悪用する攻撃を確認したとして、ブログで注意喚起を行っている。
脆弱性と脅威
脅威動向
この攻撃は、実在する組織から送られたように装うWordファイル(拡張子DOC)で、実行されると特定のサイトからSWFファイルをダウンロードし、リモートコントロールを可能にしようとする。JREに存在する脆弱性「CVE-2012-0507」は、悪用されると攻撃者に任意のコードを実行される場合があり、広範囲に及ぶ各種ブラウザや、Windows、Linux、OSX、Solarisを含むプラットフォームなどが影響を受ける。この脆弱性も「CVE-2012-0779」と同様に、標的型攻撃などに悪用される可能性が高いとしている。同社では利用ユーザに対し、脆弱性対策を行うよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》