オープンソースCMS「baserCMS」にセッション管理不備の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、baserCMSユーザー会が提供するオープンソースのコンテンツ管理システム「baserCMS」にセッション管理不備の脆弱性が存在するとJVNで発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「baserCMS 1.6.15 およびそれ以前のバージョン」には、セッション管理不備の脆弱性(CVE-2012-1248)が存在する。この問題が悪用されると、レンタルサーバ等のように複数サイトがひとつのサーバを共有する環境において、それぞれがbaserCMSを設置している場合、他サイトのbaserCMSでログインしている第三者に管理者権限でログインされる可能性がある。JVNでは、開発者の提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、対策版を適用するまでの間、app/config/core.phpを書き換えることで本脆弱性の影響を回避できるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》