Android OSを標的とした不審なアプリを確認、数百万件におよぶ情報流出の可能性(IPA) | ScanNetSecurity
2026.11.05(木)

Android OSを標的とした不審なアプリを確認、数百万件におよぶ情報流出の可能性(IPA)

 情報処理推進機構(IPA)は23日、Android OSを標的とした不審なアプリについて、注意喚起を行った。公式マーケット以外で、不審な動きをするアプリ『占いアプリオーラの湖』が確認されたという。

脆弱性と脅威 脅威動向
不振アプリの紹介サイトの例
不振アプリの紹介サイトの例 全 3 枚 拡大写真
 情報処理推進機構(IPA)は23日、Android OSを標的とした不審なアプリについて、注意喚起を行った。公式マーケット以外で、不審な動きをするアプリ『占いアプリオーラの湖』が確認されたという。

 この4月に、Android OSアプリケーションの公式マーケット「Google Play」で、不審な動きをする不正なアプリが多数発見された。現在、関係会社への捜査などが行われているが、数百万件におよぶ情報流出の可能性が指摘されている。この不正アプリは、インストールし実行することで、スマートフォンの端末情報やアドレス帳の中身を外部に送信するものだが、IPAでは今回、公式マーケットではない場所で、同様の動きをする不審なアプリが確認されたとしている。5月中旬にはIPAの情報セキュリティ安心相談窓口に、このアプリによる被害相談も寄せられているとのこと。

 不審なアプリは『占いアプリオーラの湖』というアプリ名で、複数のブログやアプリ紹介サイトで掲載されていた。ただし、これ以外の媒体(メールやSNS)についても、同様の特徴を備えたものが紹介されている可能性があるとしている。なかには、公式マーケット(Google Play)からのインストールを装い、ボタンをタッチすると確認もないままアプリのファイルをダウンロードするサイトも発見された。

 スマートフォンの設定で「提供元不明のアプリ」を許可してしまうと、ダウンロード完了後にインストール開始画面となり、さらにインストール時にアプリが必要とする権限を許可してしまうと、アプリがインストール完了してしまう。『占いアプリオーラの湖』は、「紹介サイトでアプリボタンをタッチ」→「アプリダウンロード」→「インストール画面」→「インストール完了」となるが、インストール後に利用者が自発的にアプリを起動しない限り、起動しなかった。また、公式マーケット以外で配布されているため、インストール画面でアプリが必要とする権限(パーミッション)確認画面は、黒色背景となる。IPAではまず、この画面配色で一度注意を払うことが望ましいとしている。

 このアプリは、起動後に端末の情報やアドレス帳の内容などを収集。アプリは一見それらのデータをランダムに抽出・表示し、その日に連絡しあう人を推奨するが、その裏でログファイルを作成し、あらかじめ設定された不審なサイト宛に、端末の情報を送信するという。アプリ中央のボタンをタッチすると、「ちょっとお待ち下さい。」「占い中…」と表示し、アドレス帳のデータを収集。その後データを送付するとのこと。

 IPAでは「アプリのインストール時に表示される、アプリが必要とする権限の内容に注意する」「アプリは信頼できる場所から入手する」という2点を呼びかけている。

IPA、Androidを標的とした不審アプリ「占いアプリオーラの湖」の詳細手口を解説

《冨岡晶@RBB TODAY》

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