カスペルスキーCEO、iOS向けアンチウイルス開発ができないことに失望~将来のシェア低下をも懸念(The Register) | ScanNetSecurity
2026.10.09(金)

カスペルスキーCEO、iOS向けアンチウイルス開発ができないことに失望~将来のシェア低下をも懸念(The Register)

カスペルスキーは言う。「連中はWindowsマシンで満足しています。現在、Macで満足しています。Androidもあります。iOSを感染させるのは遙かに困難ですが、可能ではあり、それが実行されれば、最悪のシナリオとなるでしょう。何の防御策も無いのですから。」

国際 TheRegister
ユージン・カスペルスキーは、犯罪者たちがiOSを標的とするのは時間の問題に過ぎないと感じており、AppleがiOSデバイス用のアンチウイルス・ソフトウェア開発を「させようとしないことに、少々失望して」いる。

「我々はセキュリティ企業として、iOS用のエンドポイント・セキュリティを開発することができません」と、カスペルスキーは今日(編集部註:2012年5月22日)、シドニーでThe Registerに語った。マルウェアが将来、iOSを攻撃するのは避けがたく、「このことはAppleにとって、大きな失敗となるでしょう」と彼は言う。

カスペルスキーによれば、感染ベクターはiOS自身ではないだろうという。同OSは他のオペレーティング・システムよりも「意図的によりセキュア」となっていると彼は言う。したがって、「脆弱性を使用しないマルウェアを開発するのはほとんど不可能」だと評価している。「唯一の方法は、合法的なソフトウェアのソースコードにそれを埋め込むことです。それはマーケットプレイスで行われ、数百万、数千万のデバイスに感染するでしょう。」

これまでのところ、犯罪者たちはこの方法を無視してきた。何故なら、他の攻撃よりも「複雑」だからだとカスペルスキーは言う。「連中はWindowsマシンで満足しています。現在、Macで満足しています。Androidもあります。iOSを感染させるのは遙かに困難ですが、可能ではあり、それが実行されれば、最悪のシナリオとなるでしょう。何の防御策も無いのですから。Apple SDKが、我々にプロテクションを用意させてくれないのです」

iOSに対する攻撃の結果は、Appleのマーケットシェア下落、それに伴うAndroidの躍進につながると、彼は感じている。カスペルスキーによれば、AndroidはiOSよりもセキュアでないプラットフォームではあるが、少なくとも開発者にセキュリティ・ソフトウェアを開発する機会を与えている。したがって、激しい攻撃が起きれば、それは閉ざされたエコシステムの問題を強調し、Appleに永続的なダメージを与える可能性があると、カスペルスキーは主張する。

彼はこの問題について、ただ語るだけでなく行動で証明してさえいる。2015年までに、他のプラットフォームのセキュリティ問題が一因となって、Androidのマーケットシェアが80パーセントに達すると、友人達と賭けをしているのだ。

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© The Register.


(翻訳:中野恵美子)
略歴:翻訳者・ライター

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