「情報の透明性のための報告」を公開、日本政府は98件のユーザー情報を要望(Twitter) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

「情報の透明性のための報告」を公開、日本政府は98件のユーザー情報を要望(Twitter)

 Twitterは3日、各国政府などから送られてくる、ユーザー情報を開示するリクエスト数、コンテンツを非表示にするリクエスト数などに関するレポート「Twitter Transparency Report」(情報の透明性のための報告)を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
政府からのユーザー情報を開示するリクエスト
政府からのユーザー情報を開示するリクエスト 全 3 枚 拡大写真
 Twitterは3日、各国政府などから送られてくる、ユーザー情報を開示するリクエスト数、コンテンツを非表示にするリクエスト数などに関するレポート「Twitter Transparency Report」(情報の透明性のための報告)を公開した。

 このレポートでは、「政府からのユーザー情報を公開するリクエスト」「政府からのコンテンツを非表示にするリクエスト」「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)から送られてくる著作権保有者からのコンテンツ削除要請のお知らせ」(2012年前半)について、集計したものとなっており、最終的にTwitterの対処数も含まれている。

 たとえば日本は、98件のユーザー情報公開をTwitterに要望しているが、公開されたのはそのうち20%となっている。一方オーストラリアやギリシャは、10件以下だがそのうち33%が公開されたという。アメリカは679件のユーザー情報公開リクエストがあり、75%が公開されている。

 Twitterは、「法律に違反していない限りはユーザー情報の提供は行わない」という方針とのこと。DMCAのコンテンツ削除の連絡や、オンラインの表現の自由に関するデータベース「Chilling Effects」へのコンテンツ非表示のリクエストなども公開している。今後、このレポートは年に2回更新される予定。

 なおTwitterでは、リアルタイムで集めてきたインターネットのフィルタリングやサービスへの攻撃に対する対応、その他の妨害などの情報を集め、教えてくれるサイト「Herdict」ともパートナーを組んだことを発表した。

 Twitterでは「6月、@Googleが情報の透明性(#transparency)に関するすばらしいレポートを公開しました。これに賛同し、Twitterも情報を公開することにします」としている。

Twitter、政府からのユーザー情報公開要請数などを公表……日本は98件

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop