標的型攻撃の3割は小規模企業をターゲットに--6月度レポート(シマンテック)
シマンテックは、「シマンテック インテリジェンス レポート 2012年6月度(日本語版)」を発表した。今月の分析では、過去6カ月間のすべての標的型攻撃の36%小規模企業に向けられていたことを明らかにしている。
脆弱性と脅威
脅威動向
今年前半は、防衛産業(公共機関のサブカテゴリ)が最も標的型攻撃を受けており、1日あたりの攻撃は平均7.3件であった。化学・製薬業界と製造業界がそれぞれ2位と3位となっている。これらの業界が標的にされた割合は、2011年よりは明らかに低くなっているものの、化学・製薬業界が受ける標的型攻撃は現在も全体の20%を占めている。製造業界が受ける標的型攻撃は、全体の約10%を占めた。ただし、標的型攻撃は増加しているとはいえ、まだ非常にまれであるとしている。このほか、マルウェアやスパイウェア、アドウェアといった他の迷惑プログラムをホストする新しいWebサイトは1日に平均2,106件発見されており、前月比51.7%の減少となっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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