工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン4 「超可能犯罪」 第10回「サイバー空間におけるデータ同定問題」 | ScanNetSecurity
2026.06.27(土)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン4 「超可能犯罪」 第10回「サイバー空間におけるデータ同定問題」

あるはずない、と思わず言いそうになったが、可能性を否定はできないことにすぐ気がついた。オレは、しばらく絶句した。

特集 フィクション
>>第 1 回から読む

今回は、盗みやすい上に他から入手することが困難な個人情報だったから、「サイバー空間におけるデータ同定問題」が発生している可能性は全く考えていなかった。だが、どんな場合でも個人情報の漏洩なら可能性は常にある。

「誰かが他から同じ情報を入手した可能性ってあるのか?」

「全社員が結託して、自分の個人情報を提供した可能性もあります」

「は? なに言ってんの」

「氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日なら自分でわかります。全社員が自分の情報を提供すれば、今回流出したデータと同じものを作れます」

あるはずない、と思わず言いそうになったが、可能性を否定はできないことにすぐ気がついた。オレは、しばらく絶句した。

《一田和樹》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

    セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

  2. 個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

    個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

  3. KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

    KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

  4. 狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

    狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

  5. 山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

    山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

ランキングをもっと見る
PageTop