「BIND 9.x」にDoS攻撃を受ける危険性の高い脆弱性(JPRS)
JPRSは、「BIND 9.xの脆弱性(サービス停止)について」を発表した。利用しているユーザは関連情報の収集、緊急パッチの適用など、適切な対応を速やかに取ることを強く推奨している。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「9.6系列:9.6-ESV~9.6-ESV-R7-P2」「9.7系列:9.7.0~9.7.6-P2」「9.8系列:9.8.0~9.8.3-P2」「9.9系列:9.9.0~9.9.1-P2」、また9.4系および9.5系には、リソースレコード(RR)の取り扱いに不具合があり、RDATAフィールドの長さが65,535バイトを超えるRRが読み込まれた場合、以降の当該RRに対する問い合わせにより、namedが異常終了を起こす障害が発生する(CVE-2012-4244)。ISCでは「BIND 9.9.1-P3、9.8.3-P3、9.7.6-P3、9.6-ESV-R7-P3」をリリースしており、JPRSではアップグレードまたはディストリビューションベンダからリリースされるパッチの適用を呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》