遠隔操作型ウイルス「iesys.exe」感染による犯罪予告、その感染経路と対策について | ScanNetSecurity
2026.02.13(金)

遠隔操作型ウイルス「iesys.exe」感染による犯罪予告、その感染経路と対策について

ネットを通じ犯罪予告をしたとして、三重県や大阪府の男性が逮捕され、後に第三者による遠隔操作として釈放された事件は、誰しもが犯罪者に仕立て上げられる可能性があることを示唆する出来事になりました。

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ネットを通じ犯罪予告をしたとして、三重県や大阪府の男性が逮捕され、後に第三者による遠隔操作として釈放された事件は、誰しもが犯罪者に仕立て上げられる可能性があることを示唆する出来事になりました。

三重県の釈放された男性(28)は伊勢神宮への爆破予告をインターネット掲示板に書き込んだ疑いで逮捕されました。また捜査の途中で、任天堂に対しても「正面入口にトラックで突っ込んで、そのあと社員をぶっ刺しまくる」などと掲示板に書き込んだことも判明しましたが、いずれの容疑についても、パソコンが遠隔操作型ウイルスに感染したために第三者による犯行との見方が強まりました。最終的に、逮捕された男性は事件へ関与していない可能性が高いということで、処分保留で釈放されています。

また、2012年7月に、大阪市のホームページから「(大阪・日本橋の)ヲタロードで大量殺人する」と書いたメールを送信し逮捕された、アニメ演出家の北村真咲(まさき)さんの同様の理由で釈放されています。読売新聞が報じたところによると、この事件ではメール差出人のふりがなが「まさき」ではなく「しんさく」となっており、不審な点もあったようです。しかし、犯罪予告が書き込まれた時間に北村さんの所有するパソコンのIPアドレスからアクセスがあり、ウイルスなども検知されなかったことから逮捕・起訴にいたりました。

このような事件を引き起こした、遠隔操作を可能にするウイルスの名前は「iesys.exe」というファイルであることがFNNの報道で明らかになりました。感染経路については、あるフリーソフトをダウンロードした結果、感染した疑いが強まっています。ただし、どちらの事件も入手経路や、ダウンロードしたフリーソフトは異なっているということです。なお、ウイルスが組み込まれているソフトは、本来のソフトとは容量が異なっているものの酷似しているとのこと。

こうしたウイルスの感染を防ぐには安全が確認されないフリーソフトを安易にダウンロードしないことが一番です。また、セキュリティソフトを導入していても、未知のウイルスは毎日確認されており、必ずしも安全であるとは限りません。すでに情報流出などの事件が起きているスマートフォンについても、利用する際には注意が必要です。

なお、現在利用しているパソコンに「iesys.exe」が存在するかが気になる場合は、全コンピュータから「iesys.exe」を検索すれば、ファイルの有無を調べることができます。

PCを遠隔操作され任天堂などへ犯罪予告・・・相次ぐPC乗っ取りの原因と対応策

《宮崎@INSIDE》

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