Androidの情報漏えいリスク、ゲームアプリよりも一般アプリの方が高い(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.22(水)

Androidの情報漏えいリスク、ゲームアプリよりも一般アプリの方が高い(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、「『無料』に潜むエゴアプリの脅威~国内スマホアプリの実態:第2弾」をブログで公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
アプリと広告配信SDKによるエコサイクル
アプリと広告配信SDKによるエコサイクル 全 5 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は11月9日、「『無料』に潜むエゴアプリの脅威~国内スマホアプリの実態:第2弾」をブログで公開した。これは、日本国内におけるモバイルアプリの実状と具体的な評価方法を全三回にわたって紹介しているもの。今回は、アプリのプライバシー情報漏えいのリスク(プライバシーリスク)について、その背景や実態調査の結果を踏まえて報告している。

エゴアプリの増加する背景のひとつに広告配信のエコサイクルの実状がある。広告配信業者は、アプリ内で広告を配信するための「Software Development Kit(SDK)」を配布している。アプリ開発者は、このSDKを自身の開発するアプリに組み込むことで広告をアプリ内に表示させ、広告のクリック数等に応じた対価を広告配信業者から得る。このエコサイクルの中で、アプリ利用者は自身のプライバシー情報を対価として、無料(または格安)でのアプリ利用を実現している。

ユーザは、無料でアプリを利用できる反面、広告配信 SDKの中には利用規約を明示しなかったり、ユーザの許可を得ずにプライバシー情報を取得しているものも見受けられる。エコサイクルの中でモラルに反した対価要求が進むことで、ユーザがエゴアプリを手にする機会が高まる。同社のモバイルアプリケーション評価技術である「Trend Micro Mobile App Reputation」によって、一般アプリ200種類、ゲームアプリ200種類のプライバシーリスクを調査したところ、一般アプリ、ゲームアプリにおいて、それぞれ「Malicious(不正アプリ)」が、「0.5%:1個」「1%:2個」検出された。

また一般アプリで「High Risk」と評価されたのは全体の5.0%であったことに対し、ゲームアプリは全体の3.0%であった。本結果では、ゲームアプリに比べ、一般アプリの方が高リスクと判断されたものが多く存在していた。さらに、不正(Malicious)アプリと判断されたアプリはいずれの場合も、不正な広告配信の挙動とプライバシー情報の送出を組み合わせたふるまいを行うものであった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 患者の氏名・住所情報を利用し別の医療機関の開業案内を郵送

    患者の氏名・住所情報を利用し別の医療機関の開業案内を郵送

  2. 樋口商会子会社の会計情報漏えい、取引先から「ランサムウェア感染に起因するとみられる情報漏えいの可能性がある」旨の連絡

    樋口商会子会社の会計情報漏えい、取引先から「ランサムウェア感染に起因するとみられる情報漏えいの可能性がある」旨の連絡

  3. ニチレイへの不正アクセスによるシステム障害、冷蔵倉庫の入出庫業務や冷凍食品出荷業務に影響

    ニチレイへの不正アクセスによるシステム障害、冷蔵倉庫の入出庫業務や冷凍食品出荷業務に影響

  4. 愛知県農業共済組合のメールアドレスに不正アクセス、大量の迷惑メール発信

    愛知県農業共済組合のメールアドレスに不正アクセス、大量の迷惑メール発信

  5. システムから送信される「受領完了」メールに 22 名の個人情報記載

    システムから送信される「受領完了」メールに 22 名の個人情報記載

ランキングをもっと見る
PageTop