Androidの情報漏えいリスク、ゲームアプリよりも一般アプリの方が高い(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.09.29(火)

Androidの情報漏えいリスク、ゲームアプリよりも一般アプリの方が高い(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、「『無料』に潜むエゴアプリの脅威~国内スマホアプリの実態:第2弾」をブログで公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
アプリと広告配信SDKによるエコサイクル
アプリと広告配信SDKによるエコサイクル 全 5 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は11月9日、「『無料』に潜むエゴアプリの脅威~国内スマホアプリの実態:第2弾」をブログで公開した。これは、日本国内におけるモバイルアプリの実状と具体的な評価方法を全三回にわたって紹介しているもの。今回は、アプリのプライバシー情報漏えいのリスク(プライバシーリスク)について、その背景や実態調査の結果を踏まえて報告している。

エゴアプリの増加する背景のひとつに広告配信のエコサイクルの実状がある。広告配信業者は、アプリ内で広告を配信するための「Software Development Kit(SDK)」を配布している。アプリ開発者は、このSDKを自身の開発するアプリに組み込むことで広告をアプリ内に表示させ、広告のクリック数等に応じた対価を広告配信業者から得る。このエコサイクルの中で、アプリ利用者は自身のプライバシー情報を対価として、無料(または格安)でのアプリ利用を実現している。

ユーザは、無料でアプリを利用できる反面、広告配信 SDKの中には利用規約を明示しなかったり、ユーザの許可を得ずにプライバシー情報を取得しているものも見受けられる。エコサイクルの中でモラルに反した対価要求が進むことで、ユーザがエゴアプリを手にする機会が高まる。同社のモバイルアプリケーション評価技術である「Trend Micro Mobile App Reputation」によって、一般アプリ200種類、ゲームアプリ200種類のプライバシーリスクを調査したところ、一般アプリ、ゲームアプリにおいて、それぞれ「Malicious(不正アプリ)」が、「0.5%:1個」「1%:2個」検出された。

また一般アプリで「High Risk」と評価されたのは全体の5.0%であったことに対し、ゲームアプリは全体の3.0%であった。本結果では、ゲームアプリに比べ、一般アプリの方が高リスクと判断されたものが多く存在していた。さらに、不正(Malicious)アプリと判断されたアプリはいずれの場合も、不正な広告配信の挙動とプライバシー情報の送出を組み合わせたふるまいを行うものであった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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