月例セキュリティ情報6件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

月例セキュリティ情報6件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2012年11月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り6件で、最大深刻度「緊急」が4件、「重要」「警告」がそれぞれ1件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
2012年11月のの更新プログラムの概要
2012年11月のの更新プログラムの概要 全 4 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は11月14日、2012年11月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り6件で、最大深刻度「緊急」が4件、「重要」「警告」がそれぞれ1件となっている。今回の更新プログラムで修正された脆弱性は、CVEベースで19件。内容は以下の通り。

「緊急」
MS12-071:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2761451)要再起動
MS12-072:Windows シェルの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2727528)要再起動
MS12-074:.NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2745030)再起動が必要な場合あり
MS12-075:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2761226)要再起動

「重要」
MS12-076」Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2720184)再起動が必要な場合あり

「警告」
MS12-073:Microsoft インターネット インフォメーション サービス(IIS)の脆弱性により、情報漏えいが起こる(2733829)再起動が必要な場合あり

このうち、脆弱性が公開されているものは「MS12-073」に含まれる「FTPコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-1012-2532)」となっており、今回、悪用が確認されているものはない。マイクロソフトでは適用優先度の最も高いものとして「MS12-071」および「MS12-075」を挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop