GIMP の FITS プラグインにおける Null ポインタデリファレンスの脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.04.02(木)

GIMP の FITS プラグインにおける Null ポインタデリファレンスの脆弱性(Scan Tech Report)

GIMP の FITS プラグインに Null ポインタデリファレンスが発生する脆弱性が報告されました。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
1.概要
GIMP の FITS プラグインに Null ポインタデリファレンスが発生する脆弱性が報告されました。
ユーザが GIMP で悪質な FITS ファイルを閲覧した場合、リモートの第三者によって GIMP を不正に停止される可能性があります。
影響を受けるバージョンの GIMP を利用する環境では、重大な影響を受ける可能性があるため、対象のユーザは可能な限り以下に記載する対策を実施することを推奨します。


2.深刻度(CVSS)
4.3
http://nvd.nist.gov/cvss.cfm?version=2&name=CVE-2012-3236&vector=%28AV%3AN/AC%3AM/Au%3AN/C%3AN/I%3AN/A%3AP%29


3.影響を受けるソフトウェア ※
GIMP 2.6.12 以前
GIMP 2.8.0

※影響を受けるバージョンの GIMP が含まれる、Linux ディストリビューションにおいても、この脆弱性の影響を受ける可能性があります。


4.解説
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、オープンソースで開発されている多彩な機能を備えたフリーの画像編集ソフトウェアであり、天文分野で使うことを目的として開発された FITS (Flexible Image Transport System ファイルをサポートしています。

GIMP の FITS プラグインには、fits_decode_header() 関数 (plug-ins/file-fits/fits-io.c) における Extension ヘッダ (XTENSION) のデコード処理に不備があるため、XTENSION に過度に長い文字列を指定した不正な FITS ファイルを処理した場合に、Null ポインタデリファレンスが発生する脆弱性が存在します。

この脆弱性を利用することで、リモートの攻撃者は、FITS プラグインをクラッシュさせ、結果として GIMP をサービス不能状態にする可能性があります。


5.対策
以下の Web サイトより GIMP 2.8.2 以降を入手しアップデートすることで、この脆弱性を解消することが可能です。
※なお、GIMP 2.8.1 においても、この脆弱性が解消されていますが、当該バージョンは、正式リリース外のバージョンとなっているため、正式なリリース版として入手することはできません。

GIMP 2.8.2:
http://www.gimp.org/downloads/


6.ソースコード
(Web非公開)

(執筆:株式会社ラック サイバー脅威分析センター

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Scan Tech Report
http://scan.netsecurity.ne.jp/archives/51916302.html

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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