「KENT-WEB 製 ACCESS REPORT」に複数のXSSの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、KENT-WEBが提供するWebページのアクセスログ解析を行うためのソフトウェア「ACCESS REPORT」に複数のXSSの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「ACCESS REPORT v4.2 およびそれ以前」には、アクセスログの処理の問題が原因でXSSの脆弱性(CVE-2012-5175)が存在する。また「ACCESS REPORT v5.02 およびそれ以前」には、Webページへの記述タグの埋め込み方法に起因するXSSの脆弱性(CVE-2012-5176)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートし、アクセス集計を取りたいWebページの記述タグを修正するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》