「Ruby on Rails」に複数の脆弱性、対策を呼びかけ(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、「Ruby on Rails」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
上記Ruby on RailsのAction Packには、パラメータ解析処理に複数の脆弱性(CVE-2013-0156)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって認証が回避されたり、任意のコードが実行されたり、任意のSQLコマンドが実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、最新版へのアップデートや対応するパッチの適用を呼びかけている。なお、「XMLの解析処理を無効にする」「XMLの解析処理において、YAMLおよびSymbolのサポートを無効にする」「YAMLの解析処理を無効にする」といったことで、本脆弱性の影響を軽減することが可能としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》