標的型攻撃などセキュリティリスクの検知・分析機能を強化したエンジンを開発(NTT Com他) | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

標的型攻撃などセキュリティリスクの検知・分析機能を強化したエンジンを開発(NTT Com他)

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とセキュリティ事業を展開する海外子会社のIntegralis社(ドイツ)およびSecode社(スウェーデン)は7日、「セキュリティ情報・イベント管理エンジン(SIEMエンジン)」を開発したことを発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
新セキュリティ運用基盤の概要
新セキュリティ運用基盤の概要 全 2 枚 拡大写真
 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とセキュリティ事業を展開する海外子会社のIntegralis社(ドイツ)およびSecode社(スウェーデン)は7日、「セキュリティ情報・イベント管理エンジン(SIEMエンジン)」を開発したことを発表した。

 「SIEMエンジン」は、標的型攻撃などセキュリティリスクの検知・分析機能を強化したエンジンで、NTTのセキュアプラットフォーム研究所(NTT研究所)と共同開発した。NTT研究所が開発した、長時間のログの変化から攻撃を検知する「相関通信時系列分析エンジン」、悪性サイトを効率的に発見する「ブラックリスト共起分析エンジン」など、最先端の独自技術に加え、研究所が独自に収集したセキュリティ情報データベースが組み込まれている。

 今後は、NTT Comグループの新たなセキュリティ運用基盤として、2013年3月より導入され、セキュリティリスクの調査・改善・モニタリングを総合的にコンサルティング・運用する「総合リスクマネジメントサービス」として米国および日本で提供開始する計画だ。SIEMエンジンと自動レポート機能により、これまでに比べてはるかに廉価にセキュリティ情報を通知するサービスも提供する予定。

 「総合リスクマネジメントサービス」では、「Global Enterprise Methodology(GEM)」というグローバルで統一したリスク分析・評価手法を採用し、ICT環境のあらゆるリスクを洗い出すという。GEMは5つのフェーズから成り立っており、新セキュリティ運用基盤はその最終段階である「セキュアオペレーションによる継続的モニタリング」に適用される。

NTT Com、「セキュリティ情報・イベント管理エンジン」を開発……標的型攻撃対策を強化

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  5. 大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

    大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

ランキングをもっと見る
PageTop