注目を集めたMac OSを狙うトロイの木馬など--2012年ウイルスレビュー(Dr.WEB)
Dr.WEBは、「2012年のウイルスレビュー」を発表した。2012年は、Mac OSを狙ったトロイの木馬「Backdoor.Flashback.39」の大規模な拡散に注目が集まった。
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また、2013年の主な動向を予測しており、脆弱性(Javaなど)を悪用するトロイの木馬、Apple互換機のみを標的としたボットネットなど、Mac OS Xを狙った脅威の増加。Androidモバイルプラットフォームを狙った多様なマルウェアも大幅に増加。その増加率は、現在知られている脅威の50~100%にもなる可能性がある。Windows OSを標的とするボットネットの拡大が続く(ボットネット消滅のための対策が取られない限り)。Windows 8で使用されている特定のテクノロジーや脆弱性を悪用するウイルス、トロイの木馬が出現。例として、Windows 8を搭載したタブレットPCのGPSを傍受するマルウェアなどが考えられる。バンキングトロイの木馬がさらに高度化し、より広く拡散される。Webカメラ、マイクロフォン、GPSレシーバーを使用してユーザを監視するマルウェアが増加。クラウドサービスやその他のサービスを利用した新たな脅威の出現などを挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》