東日本大震災から2年が経過、人々の防災意識の変化をまとめる | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

東日本大震災から2年が経過、人々の防災意識の変化をまとめる

 東日本大震災から2年が経とうとしている。人々の防災意識は、震災直後と比べ防災意識は薄れているものの、配偶者や両親・子どもと同居している人の防災対策に対する意識は高く、居住地域による違いもあることが明らかになった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
生活の復旧状態
生活の復旧状態 全 6 枚 拡大写真
 東日本大震災から2年が経とうとしている。人々の防災意識はどのように変化しているのだろうか? さまざまな調査結果をもとにまとめると、震災直後と比べ防災意識は薄れているものの、配偶者や両親・子どもと同居している人の防災対策に対する意識は高く、居住地域による違いもあることが明らかになった。

 マクロミルの「震災白書2013」によると、日常生活が東日本大震災前の状態に「完全に戻った」と答えたのは、全国では56%を占めたのに対し、東北3県(宮城県・福島県・岩手県)では35%にとどまった。一方、「戻ったとはいえない」と回答したのは、全国では16.7%、東北3県では17.7%と、震災の影響が残っていることがうかがえる。

 また、ニッセンが30代・40代女性1,600人に対して行った「防災対策に関する意識調査」によると、日頃から防災対策をしている人は45%で、このうち配偶者や両親・子どもと同居している人は全体の83.8%、同居していないという人は全体の8.5%だった。家族をもつ人の方が防災意識が高い傾向が見られた。

 実践している防災対策は「防災グッズの準備」28.8%と並んで多かった回答は、「飲料水や食料の備蓄」27.2%で約3割を占めた。また「飲料水や食料の備蓄」と回答した人のうち、何日分備蓄しているかという質問に関しては、「3日分」が最多の39.7%、これに「2日分」25.5%、「4日分以上」21.0%が続いた。

 さらに、キリンビバレッジが全国の小学生の子どもを持つ母親800名に対して行った「震災後の水分補給とストックに対する意識調査」によると、震災から半年後の2011年夏に比べ、常にミネラルウォーターを備蓄している人のストック量は(2リットルのペットボトル換算で)2本近く減り、現在では7.91本となっていることが明らかになった。「ミネラルウォーターの備蓄をしていない」という家庭は震災前よりは減ったものの、現在でも49.3%と半数近くいる。

 家庭での備蓄について住居地域別にみると、「常に備品を切らさない」「定期的に買い替える」のは、東北、関東、中部、近畿地方で高い傾向にある。一方で、「特に何もしていない」のは、北海道、中国、四国、九州・沖縄地方で高い傾向にあり、地域差が顕著に現れる結果となった。

【参考】
◆マクロミル「震災白書2013」
調査期間:2013年2月7日(木)~2月8日(金)
調査対象:20歳~69歳男女(全国のマクロミルモニタ会員)
有効回答数:全国:合計1,041サンプル(男性519サンプル、女性522サンプル)
      東北3県:合計514サンプル(男性260サンプル、女性254サンプル)
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:株式会社マクロミル

◆ニッセン「防災対策に関する意識調査」
調査期間:2013年2月12日(火)~2月19日(火)
調査対象:30代・40代の女性 約1,600人

◆キリンビバレッジ「震災後の水分補給とストックに対する意識調査」
調査期間:2013年2月1日(金)~2月5日(火)
調査対象:小学生の子どもを持つ母親800名(全国)
調査方法:インターネットアンケート
調査機関:楽天リサーチ

震災から2年、防災グッツや食糧備蓄は約3割…防災意識に地域差

《工藤 めぐみ@リセマム》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

    元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

  2. HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

    HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

  3. 41歳コンビニ店長の転職

    41歳コンビニ店長の転職PR

  4. fjコンサル「キャッシュレスセキュリティレポート 2023年1Q」公表、カード情報流出件数 173,332件

    fjコンサル「キャッシュレスセキュリティレポート 2023年1Q」公表、カード情報流出件数 173,332件

  5. 保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

    保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

ランキングをもっと見る
PageTop