セキュリティ対策への投資は増加傾向、サーバや端末の被害も増加(IDC Japan) | ScanNetSecurity
2024.05.02(木)

セキュリティ対策への投資は増加傾向、サーバや端末の被害も増加(IDC Japan)

IDC Japanは、2013年1月に実施した国内企業676社の情報セキュリティ対策の実態調査結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
情報セキュリティ関連投資の増減比較
情報セキュリティ関連投資の増減比較 全 1 枚 拡大写真
IDC Japan株式会社は4月3日、2013年1月に実施した国内企業676社の情報セキュリティ対策の実態調査結果を発表した。これによると、2011年度(会計年)と比較した2012年度(同)の情報セキュリティ関連投資が「増加している」と回答した企業は13.9%で、「減少する」と回答した企業(11.7%)を上回った。また、2013年度(同)の見込みにおいても、「増加する」とした企業は全体の14.1%、「減少する」と回答した企業は12.2%であった。特に、モバイルセキュリティ対策やセキュリティ・脆弱性管理を投資重点項目としている企業が多かった。

情報セキュリティ対策の導入率は、ファイアウォール・VPN、PCでのウイルス対策が6割以上と外部からの脅威管理の導入が進んでいるが、情報漏えい対策やアイデンティティ・アクセス管理、セキュリティ・脆弱性管理といった内部統制対策は導入率が4割ほどと遅れている。セキュリティ被害では、ウイルス感染被害に遭遇した企業が3割以上と最も多かった。また2012年2月の調査結果と比較すると、データベースサーバとWebアプリケーションサーバ、業務アプリケーションサーバ、POSサーバ、製造ライン、POS端末、ATMなどの専用端末でセキュリティ被害を受けたと回答した企業の比率が高まっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  2. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る