日本のブログを利用し自身を隠蔽するバックドアの亜種(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロは、不正な活動を隠ぺいするために正規のサイトやサービスを悪用するバックドア型不正プログラムの亜種「BKDR_VERNOT.B」を4月中旬に確認したとブログで発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向

今回確認された「BKDR_VERNOT.B」は、自身のコマンド&コントロール(C&C)サーバとして日本のブログプラットフォームを利用し、このブログサイトへのログインに成功していた。ブログサイトにログインするとブログの下書きを作成し、その際にブログのタイトルとして、感染コンピュータのコンピュータ名を利用する。そして作成された下書きへ「$_$Today is a very important day for me.$」という本文や、この不正プログラムが実行された日時を追加する。つまり、収集した情報を記録するための場所、およびバックドアコマンドを取得するためのC&Cサーバとして、この下書きを利用している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
コンサル契約にもとづき提供した秘密情報が漏えい
-
Microsoft Edge の IE モードについて公式が解説
-
ランサムウェアLockbit 2.0によるサイバー攻撃、電子カルテや院内LANシステムが使用不能に
-
約12,200件の個人情報などを記録したUSBメモリを紛失(尼崎市シルバー人材センター)
-
2022年第1四半期のランサムウェア動向
-
SharePoint 及び OneDrive上のファイルを身代金請求できるMicrosoft Office 365の機能 ~ Proofpointが発見
-
マルウェアや標的型攻撃への対策状況を明らかに、ガートナー調査
-
「ワールドソフト」で「VirusTotal」有償版を販売開始
-
官公庁や市町村の「偽サイト騒動」でJava Scriptコードの挿入による広告表示も、トレンドマイクロ調査
-
日本の組織が最も懸念するサイバー脅威はフィッシング詐欺とソーシャルエンジニアリング、トレンドマイクロ調査