Google Play上で増え続ける悪質なアダルト出会い系アプリに関する情報を公開、ダウンロード総数は9万~31万回に(マカフィー) | ScanNetSecurity
2024.05.18(土)

Google Play上で増え続ける悪質なアダルト出会い系アプリに関する情報を公開、ダウンロード総数は9万~31万回に(マカフィー)

 マカフィーは7日、同社公式ブログにて、Google Play上で増え続ける悪質なアダルト出会い系アプリに関する情報を公開した。同日の時点で400個以上の「悪質出会い系アプリ」が公開されており、そのうち約130個は現在もなおGoogle Play上に存在するという。

脆弱性と脅威 脅威動向
悪質な出会い系アプリ起動時に表示されるWebページ
悪質な出会い系アプリ起動時に表示されるWebページ 全 3 枚 拡大写真
 マカフィーは7日、同社公式ブログにて、Google Play上で増え続ける悪質なアダルト出会い系アプリに関する情報を公開した。同日の時点で400個以上の「悪質出会い系アプリ」が公開されており、そのうち約130個は現在もなおGoogle Play上に存在するという。

 悪質な出会い系サービスの仕組みとしては、「サクラ」を用いて決して出会うことのできない相手と連絡を取り合うためにユーザーにサービス使用料を払わせ続けたり、使ってもいない有料サービスに対する架空請求を行ったりするものだ。「悪質出会い系アプリ」は、既存のWebサイトをアプリ上に表示するだけだったり、端末のWebブラウザを起動してそれらのサイトを表示したりするだけのものがほとんどだ。

 同社のMcAfee Mobile Researchでは、4月初めから6月初めまでに累計約600個のワンクリック詐欺アプリを確認するとともに、アダルト出会い系サイト詐欺を行うアプリがGoogle Play上で増加していることも確認したとしている。特に5月以降、毎日のように複数個の「悪質出会い系アプリ」がアップロードされており、現存するアプリのダウンロード総数は90,000~310,000回に上ると見られている。

 また、一連のワンクリック詐欺アプリの開発者が、悪質な出会い系アプリも開発・公開していることも確認されている。内容は、単に悪質な出会い系Webサイトを表示するだけのものに加え、悪質サイトへの広告もどきのリンクを張っているもの、出会い系サイトの紹介リンク集として比較的安全とされている他の出会い系サイトとともに悪質サイトも紹介しているもの、某有名オンライン掲示板のまとめアプリとして偽の記事スレッドにより読者を悪質サイトへ誘導するもの、などさまざまだという。

Google Play、現在も400個以上の「悪質出会い系アプリ」が公開中

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  5. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  6. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  7. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  8. NRIセキュア 研修コンテンツ「セキュアEggs」基礎編オンデマンド提供、30日間アクセス可

    NRIセキュア 研修コンテンツ「セキュアEggs」基礎編オンデマンド提供、30日間アクセス可

  9. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  10. DHCP のオプション 121 を利用した VPN のカプセル化回避の問題、VPN を使用していない状態に

    DHCP のオプション 121 を利用した VPN のカプセル化回避の問題、VPN を使用していない状態に

ランキングをもっと見る