アジア・欧州の政府関連機関を狙う標的型攻撃(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.09(木)

アジア・欧州の政府関連機関を狙う標的型攻撃(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、複数の国の政府関連機関を狙う標的型攻撃を6月初旬に確認したと同社ブログで発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
中国国防部から送信されたように偽装したメールの一例
中国国防部から送信されたように偽装したメールの一例 全 1 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は7月17日、複数の国の政府関連機関を狙う標的型攻撃を6月初旬に確認したと同社ブログで発表した。この標的型攻撃において確認されたメールは中華人民共和国国防部を装っていたが、問題のメールはGmailのアカウントから送信されており、送信者の名前は中国名ではなかった。問題のメールに添付されていた文書ファイル(「TROJ_DROPPER.IK」として検出)は、Microsoft Officeに存在する脆弱性「CVE-2012-0158」を利用するもので、バックドア型不正プログラム(「BKDR_HGDER.IK」として検出)が作成され、Webサイトや Eメールアカウントのログイン情報 をInternet Explorer(IE)やMicrosoft Outlookから窃取する。窃取された情報は、香港に位置する2つのIPアドレスにアップロードされる。

今回の攻撃は、主にヨーロッパおよびアジアの政府関連機関の職員を狙っていた。問題のメールはヨーロッパ諸国だけでも16人の政府機関職員に送信されていた。また、メールおよび添付ファイルの議題は、これら標的者の関心を呼ぶものだったと考えられる。さらに、これまでの大企業や組織を狙う標的型攻撃と同様に、IEやOutlookのようなアプリケーションの保持する情報が窃取されている点も注目すべきとしている。一方で、今回の攻撃において、中国の報道機関もまた標的となっていた。また、問題のバックドア型不正プログラムは、興味深いことにアジア圏の中でも中国および台湾で頻繁に感染が確認されている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 5,016,432 人分の BIGLOBE メールアドレスが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

    5,016,432 人分の BIGLOBE メールアドレスが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

  2. 2,248,708 名分の @nifty メールアドレスが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

    2,248,708 名分の @nifty メールアドレスが漏えい ~ KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス

  3. マネーフォワードが利用する「GitHub」への不正アクセス、流出した可能性が判明した個人データの詳細公表

    マネーフォワードが利用する「GitHub」への不正アクセス、流出した可能性が判明した個人データの詳細公表

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、総務省が報告を求める

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムへの不正アクセス、総務省が報告を求める

  5. 【復旧済】ギガファイル便に障害、早期復旧のため暫定的にドメイン変更

    【復旧済】ギガファイル便に障害、早期復旧のため暫定的にドメイン変更

ランキングをもっと見る
PageTop