アジア・欧州の政府関連機関を狙う標的型攻撃(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロは、複数の国の政府関連機関を狙う標的型攻撃を6月初旬に確認したと同社ブログで発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
今回の攻撃は、主にヨーロッパおよびアジアの政府関連機関の職員を狙っていた。問題のメールはヨーロッパ諸国だけでも16人の政府機関職員に送信されていた。また、メールおよび添付ファイルの議題は、これら標的者の関心を呼ぶものだったと考えられる。さらに、これまでの大企業や組織を狙う標的型攻撃と同様に、IEやOutlookのようなアプリケーションの保持する情報が窃取されている点も注目すべきとしている。一方で、今回の攻撃において、中国の報道機関もまた標的となっていた。また、問題のバックドア型不正プログラムは、興味深いことにアジア圏の中でも中国および台湾で頻繁に感染が確認されている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/