IEやAdobe Reader、Adobe Flashの脆弱性対策を--7月度レポート(マカフィー) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

IEやAdobe Reader、Adobe Flashの脆弱性対策を--7月度レポート(マカフィー)

マカフィーは、2013年7月のサイバー脅威の状況を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
7月における検知会社数
7月における検知会社数 全 3 枚 拡大写真
マカフィー株式会社は8月6日、2013年7月のサイバー脅威の状況を発表した。本レポートは、同社のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出し、同社の研究機関であるMcAfee Labsの研究員が分析をしたもの。PCにおけるウイルスの脅威傾向では、7月も先月同様にExploit kitによるドライブ・バイ・ダウンロード攻撃に関連した脅威が検知会社数ランクのほとんどを占めた。Blackholeに関連したものが多くあるが、RedKitのスクリプトも7位に入った。なお、国内ではランクインしていないものの、JREに対する脆弱性攻撃が多く発生している傾向が見られた。

特にCVE-2012-1723とCVE-2013-1493の脆弱性攻撃は活発であるほか、その他にも、Internet Explorer、Adobe Reader(PDF)、Adobe Flashの脆弱性も攻撃されており、これらアプリケーションの脆弱性対策は必須としている。一方、ランクインしてはいないが、最近の標的型攻撃においてはスクリプトが埋め込まれた不正なリンクファイルが多く見つかっている。これらは他の不正なマルウェアをリモートサイトからインストールするダウンローダとして機能するもので、最近ではWord、Excel、PDFのアイコンを持ち、ドキュメントファイルのように偽装された実行形式タイプのものも確認されている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  2. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

    脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

  4. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  5. 東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

    東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

ランキングをもっと見る
PageTop