個人情報とデータを分離しクラウドに保存、セキュリティレベルがより高い構造を実現(ソニー) | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

個人情報とデータを分離しクラウドに保存、セキュリティレベルがより高い構造を実現(ソニー)

 ソニーは19日、クラウド上で個人情報に配慮したデータの蓄積を可能とするシステムを、新たに開発したことを発表した。その最初のアプリケーションとして、FeliCa(フェリカ)のカードを利用した「電子お薬手帳」の試験サービスを2013年秋より川崎市にて開始する。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
新システムの概要
新システムの概要 全 4 枚 拡大写真
 ソニーは19日、クラウド上で個人情報に配慮したデータの蓄積を可能とするシステムを、新たに開発したことを発表した。その最初のアプリケーションとして、FeliCa(フェリカ)のカードを利用した「電子お薬手帳」の試験サービスを2013年秋より川崎市にて開始する。

 従来のクラウドを利用したサービスでは、利用者の個人情報とデータの両方がペアで同じクラウド上のサーバに保存されるという問題点があった。今回ソニーが新たに開発したシステムは、個人情報とデータを分離し、データのみをクラウドに保存する。個人情報はクラウドには送信されず、利用者が所持するカード内に記録され、これらの情報を結びつけるための共通IDを割り当てる。この仕組みにより、万一クラウド上のサーバへの不正アクセスがあった場合にも、個人情報とは結びつかず、セキュリティレベルがより高い構造を実現した。

 「電子お薬手帳」サービスでは、氏名や生年月日等の個人情報を含まない形で、調剤情報、副作用等の薬歴データをクラウドに蓄積できる。利用者は、FeliCaチップが埋め込まれたカードを薬局の端末にかざすだけの簡単な操作で、調剤履歴の閲覧と調剤情報の記録を行うことができる。さらにスマートフォン用アプリケーションをインストールすれば、モバイル端末からも情報閲覧できる他、診察を受けた際の症状や、服薬後の副作用、アレルギーなどの記録も可能。

 これら統計データを自治体に提供し、たとえばインフルエンザなどの感染症流行情報の発信を支援したり、また、統計データを製薬会社に提供し、たとえば服薬で生じる可能性のある有害事象の早期発見を支援するといった仕組みが期待できる。ソニーでは、今回新たに開発した、個人情報に配慮してクラウドに情報を蓄積するシステムを元にして、電子お薬手帳以外のさまざまなサービスを展開していくことも今後検討する。

ソニー、個人情報に配慮してデータをクラウドに蓄積できる新システムを開発

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

    元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

  2. 保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

    保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

  3. HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

    HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

  4. ウェスティンホテル、アルバイトのTwitterによる情報流出を謝罪(ウェスティンホテル)

    ウェスティンホテル、アルバイトのTwitterによる情報流出を謝罪(ウェスティンホテル)

  5. クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

    クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

ランキングをもっと見る
PageTop