次期「ZBOT」と言われるオンライン銀行詐欺ツール「KINS」の亜種を確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.10.03(土)

次期「ZBOT」と言われるオンライン銀行詐欺ツール「KINS」の亜種を確認(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、同社TrendLabsが「TSPY_ZBOT.THY」および「TSPY_ZBOT.THX」として検出された「KINS」の複数の亜種を入手したと同社ブログで発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
「TSPY_ZBOT.THX」の情報ページ(トレンドマイクロ)
「TSPY_ZBOT.THX」の情報ページ(トレンドマイクロ) 全 1 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は8月23日、同社TrendLabsが「TSPY_ZBOT.THY」および「TSPY_ZBOT.THX」として検出された「KINS」の複数の亜種を入手したと同社ブログで発表した。KINSは、一部報道で次なる「ZBOT」と言われているオンライン銀行詐欺ツール。今回確認されたKINSの亜種は、まったく「新しい」不正プログラムではないという。この亜種は、異なる自動実行型の圧縮ファイル(パッカー)を利用し、デバッグや解析動作に対抗する精巧な機能を備えている。しかしZBOTと同様に、フォルダとファイル名を利用し、同じプロセスを追加し、そして同じレジストリ値を作成するといった動作を行う。

特に「VMWare」や「VirtualBox」といったいくつかの人気の仮想環境サーバや「Windows emulator(WINE)」内で実行されているかどうかを検索し、それを確認した場合、解析やデバッグの妨害のため自身の動作を停止する。同様にこの不正プログラムは、「Sandboxie」といった他のセキュリティツールを確認した場合も動作を停止する。同社では、サイバー犯罪者たちは不正プログラム対策による検出を回避する手法とともに、従来の脅威を改良する試みを継続的に企てているとして注意を呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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