「9.18」に向けた日本への攻撃予告を確認、対策を呼びかけ(日本IBM) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

「9.18」に向けた日本への攻撃予告を確認、対策を呼びかけ(日本IBM)

日本IBMは、満州事変の発端となった柳条湖事件が起こった9月18日に向けて、日本をターゲットとした攻撃予告がインターネット上の掲示板などで行われていることを確認したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
中国からのブラインドSQLインジェクション攻撃送信元IPアドレス数の推移
中国からのブラインドSQLインジェクション攻撃送信元IPアドレス数の推移 全 1 枚 拡大写真
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は9月12日、満州事変の発端となった柳条湖事件が起こった9月18日に向けて、日本をターゲットとした攻撃予告がインターネット上の掲示板などで行われていることを確認したと発表した。9月18日に向けた攻撃予告は過去3年間も同じように行われていることから、Tokyo SOCで観測した過去の攻撃動向と現在の攻撃の動向を紹介している。

現時点では攻撃予告に関連する攻撃の兆候はないものの、今回の攻撃予告が過去の傾向と同じように実行された場合には、9月18日付近の休日である9月14日から9月18日にかけて攻撃が増加するのではないかと予想している。過去の同時期の中国を送信元とする攻撃では、「脆弱性を狙った攻撃」「管理アカウントの奪取を狙った攻撃」「DDoS攻撃」が行われる傾向があり、今年も同様の攻撃が行われると思われる。日本IBMでは、公開サービスに攻撃可能な脆弱性が残されていないか、管理通信を行うアクセス元のIPアドレスを限定できているかといった基本的な対策のほかに、セキュリティインシデント発生時の連絡、対応を行う運用体制が確保されていることを確認するよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

    富士通の複数の業務パソコンにマルウェア、個人情報を含むファイルを不正に持ち出せる状態に

  2. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  3. プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

    プロ e スポーツ選手のアカウントにハッキング

  4. 日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

    日東製網へのランサムウェア攻撃、約 1 ヶ月で全システム復旧

  5. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

    総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  6. 時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

    時給7,500円 ~ 総務省、非常勤サイバーセキュリティ人材募集 月2時間 霞が関勤務

  7. 脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術

    脆弱性診断の新たな選択肢「ちょうどいいレベルの診断」を AeyeScan活用でサービス化 ~ NTTデータ先端技術PR

  8. 早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

    早稲田スポーツ新聞会のホームページがウイルス感染、意図せずファイルがダウンロードされる被害

  9. Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

    Meta 社へ申請するも復旧困難と判断、乗っ取り被害の「池袋エリアプラットフォーム」の Facebook ページ削除

  10. Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

    Jenkins に任意のファイルの読み取りが可能となるコマンドラインインターフェース機能におけるアクセス制御不備の脆弱性(Scan Tech Report)

ランキングをもっと見る