スマホのワンクリック請求に関する相談が急増--四半期ウイルス届出状況(IPA)
IPA技術本部 セキュリティセンターは、2013年第3四半期(7月~9月)の「コンピュータウイルス・不正アクセス届出状況および相談受付状況」を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
2013年第3四半期のウイルス届出件数は1,709件であり、前四半期の1,734件から25件の減少となった。コンピュータ不正アクセス届出状況では、不正アクセス届出件数は61件(前四半期は51件)で、内訳は「侵入」が33件(同35件)を占め、このうち26件(同27件)が「Web改ざん」の被害を受けたものであった。そのほか、「なりすまし」が15件(同9件)などとなっている。相談件数は3,948件(同3,800件)で、被害届出の内訳は「ワンクリック請求に関する相談」が804件(同843件)、「偽セキュリティソフトに関する相談」が277件(同230件)、「スマートフォンに関する相談」が154件(同110件)などとなっている。スマートフォンに関する相談は前期から約4割増加し、「スマートフォンにおけるワンクリック請求」に限定すると前期から約7割も増加しており、IPAでは今後もスマートフォン利用者からの相談が増えるとみている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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