標的型攻撃メールの情報提供は95件--四半期レポート(IPA)
IPAは、2013年第3四半期(7月から9月)における「サイバー情報共有イニシアティブ(J-CSIP)運用状況:」を公開した。
脆弱性と脅威
脅威動向
同四半期、J-CSIP参加組織からIPAに対し、標的型攻撃メールと思われる不審なメール等の情報提供が95件行われ(前四半期は74件)、その情報をもとにIPAからJ-CSIP参加組織への情報共有は34件(同55件)行われた。また同四半期は、ショートカット(LNK)ファイルを悪用した手口が観測された。Windows OSの仕様として、ショートカットファイルにはスクリプトコードを含めることができ、ファイルのアイコンの見た目を偽装することもできる。たとえ無害なファイルに見えても、ショートカットファイルを開くと悪意のあるスクリプトコードが実行されてしまう場合があり、注意が必要としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/