検診受診者の個人情報を記録したUSBメモリが所在不明(国立がん研究センター) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

検診受診者の個人情報を記録したUSBメモリが所在不明(国立がん研究センター)

国立がん研究センターは、がん予防・検診研究センター検診部において、検診受診者の個人情報を含む情報を記録したUSBメモリが所在不明であることが12月19日に判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
国立がん研究センターによる発表
国立がん研究センターによる発表 全 1 枚 拡大写真
独立行政法人国立がん研究センターは12月24日、がん予防・検診研究センター検診部において、検診受診者の個人情報を含む情報を記録したUSBメモリが所在不明であることが12月19日に判明したと発表した。同センターおよび同じ敷地内にある中央病院などを鋭意捜索にあたっているが、現時点でもUSBメモリの発見には至っていないという。

所在不明となっているUSBメモリには、2004年2月から2009年1月までにがん予防・検診研究センターにて検診を受診した9,126名分の受診ID・氏名(カタカナで記録)・性別・年齢(検診受診時)・検診判定結果・がんの有無・がんと診断された場合の病理診断・がんの大きさ・病期・紹介先医療機関名が記録されていた。なお、漢字氏名、生年月日、住所、電話番号は含まれていない。また当該USBメモリは、がん予防・検診研究センターで検診を担当する診療放射線技師が、検診情報を整理するため検診用電子カルテを見ながら必要情報を手入力によりリストとして転記したものであることが判明している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

    セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

  3. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  4. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  5. 脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

    脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop