IT管理者の約半数が「XPサポート終了後も業務に利用」(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロは、Windows XPのセキュリティに関する企業ユーザ意識調査の結果を発表した。
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Windows XPを使い続けている理由には、「時間の関係で移行しきれない(43.0%)」「Windows XPでないと動かない業務アプリケーションがある(42.6%)」「移行のためのコストがかかる(37.5%)」などが挙げられた。Windows XPの延長サポート終了を見据えたセキュリティ対策については、ウイルス対策ソフトについては「導入済み」が63.9%、「検討中」が12.6%となり、検討中を含めると7割以上が対策していた。一方、脆弱性対策製品は「導入済み」が27.8%、「検討中」が21.7%となり、サポート切れOSに対し、脆弱性対策の観点からの対策は浸透していないことが浮き彫りとなっている。
トレンドマイクロでは、サポートが終了したOSは修正プログラムの配布が行われず、脆弱性を利用した攻撃のリスクが残り続けるため、速やかにOSのアップデートを行うことを推奨している。すぐに新しいOSへの移行が難しく、やむを得ず使用し続ける場合は、セキュリティ対策が十分かどうか再点検することが必要。さらに、OSのサポート終了とともに、ウイルス対策ソフトのサポートが終了となる可能性もあるため、使用しているソフトのサポート終了期間について確認することを勧めている。また、OSやアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃を防ぐ脆弱性対策製品を導入して、対策を行うことも有効としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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