NSA の「改正」のすべて:The Register が米国大統領オバマの誓いを翻訳~フィクションから削り出された事実(その 2)(The Register) | ScanNetSecurity
2024.04.18(木)

NSA の「改正」のすべて:The Register が米国大統領オバマの誓いを翻訳~フィクションから削り出された事実(その 2)(The Register)

NSA を監査する立場にある国会議員を、同機関が監視しているか否かに関しても、NSA は「否定することを拒否」した。そのような監視行為は以前に行われており、また多くの者はそれが今も続いているのではないかと危惧している。

国際 TheRegister
(その 1 からの続き)

●あまりにも長いから見てなかった:信用しろ、我々は NSA だ

 大統領に就任してからの私は、我々の監視プログラムに対する健全な懐疑心を維持してきた。私は、私の国家安全保障チームと我々の弁護士に、このプログラムを検討するよう命じ、またいくつかのケースでは我々の働き方に変更を加えるよう命じた。我々は、コンプライアンスを目的とした新たな構造などの監督と監査とを増加させた。改良された規則は、政府によって提案され、外国情報監視裁判所によって承認されたものである。そして我々は、それらの活動に関し、絶えず議会が情報の更新を維持するよう努めた。

この領域においては、いくつかの改善が認められる。だが Snowden の文書が示したように、NSA らは、それを回避する方法を新しく見出すことに関しても同様に熟達していった。外国情報監視裁判所によって機密扱いを解かれた文書は、「(その件に)関与した裁判官でさえも、NSA が彼らに嘘をつき、言葉を濁していると感じた」ということを示している。

『議会が情報の更新情報を維持する』と言えば、米国家情報長官の James Clapper が、かなり厚かましい方法で、議会に虚偽の証言を行ったことも発覚している。上院議員 Ron Wyden は Clapper に対し、NSA が米国市民のデータを収集しているのかどうか尋ねた――熟考してから回答できるよう、彼はその質問を 24 時間前に Clapper へ与えていた。

Clapper の返答は単純に「いいえ」だった…

※本記事は有料版メールマガジンに全文を掲載しました

© The Register.


(翻訳:フリーライター 江添佳代子

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  3. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  4. マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

    マリンネットサイトに SQL インジェクション攻撃、メールアドレス流出

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  7. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  8. 委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

    委託事業者が回収処理した国民健康保険証、拾得物として警察署に届く

  9. 警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

    警察庁、サイバー事案通報の統一窓口を設置

  10. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

ランキングをもっと見る