意図せず導入されるソフトウェアとその動きの把握を(ラック) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

意図せず導入されるソフトウェアとその動きの把握を(ラック)

ラックは、セキュリティ啓発情報「意図せず導入されるソフトウェア ~その存在と動き。把握していますか?~」を公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
ブラウザプラグインのログを解析
ブラウザプラグインのログを解析 全 2 枚 拡大写真
株式会社ラックは2月5日、セキュリティ啓発情報「意図せず導入されるソフトウェア ~その存在と動き。把握していますか?~」を公開した。本コンテンツは情報セキュリティ月間を受け、日頃から知っておくべき重要な情報を随時提供していくために新設したもの。意図せず導入されるソフトウェアと、そのソフトがどういう動きをしているのかを把握しているか問いかけている。

昨年末に話題になった「Baidu IME」や「Simeji」のクラウド入力という機能が、日本語変換の入力内容をメーカーに送信していた問題では、意図せずにこの製品が導入されていて、一連の報道で初めて使用していたことを知ったケースが多く見受けられたという。PCの購入時から導入されているケースや他のソフトウェアに添付されていたケースも多く、どのような機能を持つのかも把握できない状況となっている。機能を無料で提供する対価としてユーザの情報を吸い上げることを許諾書に記載している場合もあるが、ほとんどのユーザがそれを読まないという現状もある。

さらに、同社の情報漏えいチェックサービスによるユーザのネットワーク調査の一環で見つけた事例では、ユーザのブラウザに導入されていたプラグインが大量にPOST通信を発生させていた。あるブラウザプラグインでは、複数の種類の「Webアクセスの履歴」を外部サーバに送信していた。これを機に、自分が使用している(システム管理者においては、組織内で使用されている)ソフトウェアがどのような機能を持っているかを確認してみるよう提案している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop