持続的標的型攻撃における「内部活動」を明らかに--分析レポート(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.07.22(水)

持続的標的型攻撃における「内部活動」を明らかに--分析レポート(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、2013年(1~12月)の国内における持続的標的型攻撃に関する分析レポートを発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
2013年(1~12月)の国内における持続的標的型攻撃(APT:Advanced Persistent Threat)に関する分析レポート
2013年(1~12月)の国内における持続的標的型攻撃(APT:Advanced Persistent Threat)に関する分析レポート 全 3 枚 拡大写真
トレンドマイクロ株式会社は3月27日、2013年(1~12月)の国内における持続的標的型攻撃(APT:Advanced Persistent Threat)に関する分析レポートを発表した。同社では本レポートで、インシデント対応や日常的なネットワーク監視の取り組みから可視化を進めている内部活動について、新たに明らかになったことを解説している。2013年の国内における持続的標的型攻撃は、正規の動作や通信に偽装し攻撃を「隠蔽」する傾向が見られた。

標的型メールが送付される際は、標的内の関係者と複数回のメールのやり取りを行った後、不正プログラムを送付する「やり取り型」の標的型攻撃が複数確認された。また、持続的標的型攻撃に使用された遠隔操作ツール100個を調査したところ、不正プログラムが外部のC&Cサーバと通信する際には、約7割(67%)がC&Cサーバのホスト名を正規のサービスに偽装していた。

侵入時の攻撃が成功した後、内部のネットワーク探索や目的の情報を窃取するための活動では、同社がネットワーク監視を行った100件のうち49件で遠隔操作ツールの活動が確認され、49件全てでシステム管理者が用いる正規ツール(遠隔管理ツール「PSEXEC」など)やWindows標準のコマンドを利用し攻撃を「隠蔽」する傾向がみられた。なお、昨年の100件の調査において、同一調査対象で「ファイル転送」「リモート実行」「痕跡消去」のうち2つ以上の挙動が確認された場合、必ず持続的標的型攻撃が行われていることが明らかになった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 患者の氏名・住所情報を利用し別の医療機関の開業案内を郵送

    患者の氏名・住所情報を利用し別の医療機関の開業案内を郵送

  2. 樋口商会子会社の会計情報漏えい、取引先から「ランサムウェア感染に起因するとみられる情報漏えいの可能性がある」旨の連絡

    樋口商会子会社の会計情報漏えい、取引先から「ランサムウェア感染に起因するとみられる情報漏えいの可能性がある」旨の連絡

  3. ニチレイへの不正アクセスによるシステム障害、冷蔵倉庫の入出庫業務や冷凍食品出荷業務に影響

    ニチレイへの不正アクセスによるシステム障害、冷蔵倉庫の入出庫業務や冷凍食品出荷業務に影響

  4. 愛知県農業共済組合のメールアドレスに不正アクセス、大量の迷惑メール発信

    愛知県農業共済組合のメールアドレスに不正アクセス、大量の迷惑メール発信

  5. システムから送信される「受領完了」メールに 22 名の個人情報記載

    システムから送信される「受領完了」メールに 22 名の個人情報記載

ランキングをもっと見る
PageTop