「OpenSSL」のHeartbleed脆弱性(CVE-2014-0160)を検証(GSX) | ScanNetSecurity
2026.01.24(土)

「OpenSSL」のHeartbleed脆弱性(CVE-2014-0160)を検証(GSX)

GSXのタイガーチームは、「OpenSSL」のHeartbleed脆弱性(CVE-2014-0160)についての検証結果を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
exploitコードの実行結果
exploitコードの実行結果 全 1 枚 拡大写真
グローバルセキュリティエキスパート株式会社(GSX)のタイガーチームは4月10日、「OpenSSL」のHeartbleed脆弱性(CVE-2014-0160)についての検証結果を発表した。本脆弱性は、OpenSSLのHearbeat実装(HTTPでいうところのkeep-alive)におけるread overrunの脆弱性で、誰でも簡単にexploit可能で攻撃の痕跡がほとんど残らないことが特徴。対象となるのは1.0.1f以前の1.0.1系OpenSSLとなる。

Heartbleed脆弱性を利用すると、heap上の任意のデータが漏えいする可能性がある。heap上のデータにはSSL/TLSの秘密鍵や、送受信した(平文の)データなどが含まれる。脆弱なOpenSSLを使用したサービスを公開していた場合、ログに残っていなくても秘密鍵やパスワード等の重要情報が漏えいしている可能性がある。脆弱性の原因は、非常に単純な境界チェック漏れ。heartbeatリクエストのペイロード長フィールドに実際に送信しているペイロード長よりも大きな値を設定して送信するとバッファ上のペイロードがないメモリ領域まで読み込んでheartbeatレスポンスで送り返してしまう。

本脆弱性のexploitコードはすでに公開されており、このコードはペイロード長フィールドを0x4000に設定し、実際にはペイロードがないHeartbeatリクエストを送信する。実行の結果、0x4000バイトのデータを読み出すことができた。また、Heartbeatリクエストのペイロード長を0x4000から0xffffに変更し、読み込めるレコードがなくなるまで読み続けるように修正した結果、合計約0x10000バイトのデータを読み出すことに成功した。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

    大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

  2. Linux カーネルでの TLS プロトコル通信処理の不備に起因する境界外メモリアクセスの脆弱性(Scan Tech Report)

    Linux カーネルでの TLS プロトコル通信処理の不備に起因する境界外メモリアクセスの脆弱性(Scan Tech Report)

  3. デンソーグループ内全従業員に Microsoft SharePoint Online 内のデータの閲覧・ダウンロード権限付与

    デンソーグループ内全従業員に Microsoft SharePoint Online 内のデータの閲覧・ダウンロード権限付与

  4. 大崎市が情報公開により提供した PDF ファイルの黒塗り加工が特定の操作で除去可能

    大崎市が情報公開により提供した PDF ファイルの黒塗り加工が特定の操作で除去可能

  5. マイページへのアクセスが不可能に ~ カンバスにランサムウェア攻撃

    マイページへのアクセスが不可能に ~ カンバスにランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop