Heartbleed攻撃を日本国内の複数のTokyo SOC顧客で検知、被害はなし(日本IBM) | ScanNetSecurity
2024.05.12(日)

Heartbleed攻撃を日本国内の複数のTokyo SOC顧客で検知、被害はなし(日本IBM)

日本IBMは、2014年4月に公開されたOpenSSLの脆弱性(CVE-2014-0160)を悪用する攻撃(Heartbleed攻撃)をTokyo SOCにおいて確認したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
Tokyo SOCにおける“Heartbleed”攻撃の送信元IPアドレス数の推移
Tokyo SOCにおける“Heartbleed”攻撃の送信元IPアドレス数の推移 全 1 枚 拡大写真
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は4月15日、2014年4月に公開されたOpenSSLの脆弱性(CVE-2014-0160)を悪用する攻撃(Heartbleed攻撃)をTokyo SOCにおいて確認したと発表した。Tokyo SOCでは、このHeartbleed攻撃を複数の日本国内の顧客で検知しているが、現在までのところ実際の被害が発生している事例は確認されていないという。

Heartbleed攻撃は、多数の送信元より世界的に活動が確認されており、そのほとんどは脆弱性の有無を調査するための調査行為と考えられるとしている。Tokyo SOCの顧客に対するHeartbleed攻撃の送信元IPアドレス数および検知数の推移では、4月13日はやや減少しているが、全体として攻撃の送信元アドレスは増加傾向にあるとみられる。攻撃の送信元IPアドレスの国は、アメリカ、中国、ロシアが多くなっているが、全部で40カ国以上の送信元から攻撃が発生している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  3. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  4. テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

    テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

  5. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  6. 北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

    北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

  7. サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

    サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

  8. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  9. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

  10. 2000~2024年のサイバー史「JNSAセキュリティ年表」公開

    2000~2024年のサイバー史「JNSAセキュリティ年表」公開

ランキングをもっと見る