試験セキュリティー対策としてバイオメトリック音声認証を導入、替え玉受験やその他不正行為の可能性が懸念される受験者を特定(ETS) | ScanNetSecurity
2026.03.12(木)

試験セキュリティー対策としてバイオメトリック音声認証を導入、替え玉受験やその他不正行為の可能性が懸念される受験者を特定(ETS)

 米国のTOEFLテスト作成団体であるEducational Testing Service(ETS)は、世界各地で試験セキュリティー対策として、バイオメトリック音声認証を導入したことを発表した。

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 米国のTOEFLテスト作成団体であるEducational Testing Service(ETS)は、世界各地で試験セキュリティー対策として、バイオメトリック音声認証を導入したことを発表した。

 バイオメトリック音声認証システムは、銀行、警察、医療機関などに同様のサービスを提供する会社が開発したもので、替え玉受験やその他不正行為の可能性が懸念される受験者を特定するためのソフトウェア。TOEFLテストプログラムでは2012年5月に試験的導入を開始し、2014年2月にTOEFL iBTテストを実施する世界130か国のテストセンターへの本格導入を開始した。

 ETSのグローバルエデュケーション・ワークフォース部門上級副社長のデイビッド・ハント氏は、「ETSにとってセキュリティーは最優先課題であり、TOEFLテストに最高水準のセキュリティー対策を導入することができ、誇りに思っている。試験の得点の有効性は、セキュリティーに優れた管理体制次第と言えるが、新しい音声認証システムによって一層確かなものになる」と述べている。

 ETSでは、「Test Security Hotline」をETSのWebサイトにおいて不正行為の疑いがある場合にはETSへ通報するよう奨励。さらに、バイオメトリック音声認証をTOEIC プログラムでも2014年中に導入する予定だという。

 4月には、英国国内のTOEICテスト実施会場で不正があったことを理由に、英国ビザ申請においてETSの試験が利用できなくなった。留学生などが英国滞在ビザを申請するためには、英語能力証明が必用で、これまで英国内務省はTOEFL iBTテストのスコアを英語能力証明として認めてきた。ところが、英国国内での不正が明らかになり、内務省はTOEFLを英国滞在ビザ申請のための英語能力証明として認めない方針を明らかにした。

 今回発表されたバイオメトリック音声認証システムが、替え玉受験やその他不正行為をどの程度防ぐことができるのか、英国ビザ申請に再び利用できるテストとなるための判断材料となるだろう。

TOEFL、不正受験を防止するセキュリティー対策を世界各国に導入

《水野こずえ@リセマム》

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