多層型サンドボックスに新製品を追加(フォーティネット) | ScanNetSecurity
2024.04.28(日)

多層型サンドボックスに新製品を追加(フォーティネット)

フォーティネットは、多層型サンドボックスの新製品「FortiSandbox-1000D」の日本での出荷を開始したと発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
「FortiSandbox-1000D」
「FortiSandbox-1000D」 全 1 枚 拡大写真
フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は6月6日、多層型サンドボックスの新製品「FortiSandbox-1000D」の日本での出荷を開始したと発表した。FortiSandboxは、不審なコードを仮想OSで実行される前に多層型のプリフィルタにかけることで、その挙動を詳細に分析する製品。このプリフィルタでは、フォーティネットのAVエンジン、クラウドベースの脅威データベースとの照会、そしてOSから独立したコードエミュレータによるシミュレーションによる緻密なスクリーニングが行われ、その後仮想マシン環境で実行し、検証される。

不審なコードが検出されると、検証結果に基づいてマルウェア対策用のシグネチャがFortiGuard Labsで作成されると同時に、他の脅威データベースも更新されるため、実効性の高い機能となっている。また、同社の次世代ファイアウォール・UTMアプライアンス「FortiGate」やメールセキュリティアプライアンス「FortiMail」と統合することで、より強固な標的型攻撃対策を実現する。FortiSandbox-1000Dでは、2RUの筐体にGbE RJ45×6、GbE SFP×2のインタフェースを搭載し、4TB(最大8TB)のストレージを内蔵する。VM数は8で、1時間あたり160ファイルのVMサンドボックス処理、6,000ファイルのAVスキャン処理が可能となっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  3. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

    タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

  5. 重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

    重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

  6. 研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

    研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

  7. RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

    RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

  8. 2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

    2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

  9. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

  10. 脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

    脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

ランキングをもっと見る