月例セキュリティ情報6件を公開、最大深刻度は「緊急」は2件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2024.04.28(日)

月例セキュリティ情報6件を公開、最大深刻度は「緊急」は2件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2014年7月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの6件で、最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が3件、「警告」が1件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
2014年7月のセキュリティ情報の概要
2014年7月のセキュリティ情報の概要 全 2 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は7月9日、2014年7月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通りの6件で、最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が3件、「警告」が1件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで29件となっている。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS14-037:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2975687)要再起動
MS14-038:Windows Journal の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2975689)再起動が必要な場合あり

「重要」
MS14-039:スクリーン キーボードの脆弱性により、特権が昇格される(2975685)要再起動
MS14-040:Ancillary Function ドライバー (AFD) の脆弱性により、特権が昇格される(2975684)要再起動
MS14-041:DirectShow の脆弱性により、特権が昇格される(2975681)再起動が必要な場合あり

「警告」
MS14-042:Microsoft Service Bus の脆弱性により、サービス拒否が起こる(2972621)再起動不要

このうち、MS14-037(CVE-2014-2783)、MS14-042(CVE-2014-2814)は脆弱性が一般に公開されていた。企業ユーザに対しては、適用優先度「1」のMS14-037(Internet Explorer)およびMS14-038(Windows Journal)については至急適用を進めるよう呼びかけている。なお、MS014-042(Microsoft Service Bus)はWindows Updateでは適用されないため、手動による適用が必要。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  3. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. 重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

    重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

  5. タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

    タカラベルモントの海外向けウェブサイトのサーバがフィッシングメール送信の踏み台に

  6. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

  7. RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

    RoamWiFi R10 に複数の脆弱性

  8. 研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

    研究開発の推進責務が撤廃ほか ~「NTT法」改正法律成立を受け NTT がコメント

  9. 2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

    2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

  10. 脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

    脆弱性診断自動化ツール「AeyeScan」を基盤に「診断マネジメントプラットフォーム」を提供

ランキングをもっと見る