DDoS攻撃は引き続き高い水準で発生--四半期レポート(アカマイ)
アカマイは、アカマイ傘下のプロレクシック・テクノロジーズによる2014年第2四半期(2014年4月~6月)の「グローバルDDoS攻撃レポート」を発表した。
調査・レポート・白書・ガイドライン
調査・ホワイトペーパー
サーバ側でのボットネット使用の増加と同様に、感染したサーバを利用する「itsoknoproblembro(Brobot)」というボットネットも引き続き脅威となっている。2014年第2四半期の攻撃は、2011~2013年に発生した金融機関に対する「Operation Ababil攻撃」で使用されたボットネットが依然として存在していることを示唆しているとしている。これらのボットネットは一掃されたと思われていたが、実は密かに維持されていたものとみられる。前四半期は、リフレクション攻撃および増幅攻撃が2013年同四半期と比較して増加しており、インフラ攻撃全体の15%以上を占めた。これらの攻撃は、一般的なインターネットプロトコルの機能や不適切なサーバ構成を利用している。また、NTPリフレクション攻撃の使用が大幅に減少した一方で、SNMPリフレクション攻撃が急増した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/