国内モバイルセキュリティ市場、ID・アクセス管理の高成長を予測(IDC Japan) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

国内モバイルセキュリティ市場、ID・アクセス管理の高成長を予測(IDC Japan)

IDC Japanは、2013年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と予測を発表した。これによると、2013年の同市場規模は58億円で、前年比成長率は25.8%であった。

製品・サービス・業界動向 業界動向
IDC Japanによる参考資料
IDC Japanによる参考資料 全 1 枚 拡大写真
IDC Japan株式会社は10月29日、2013年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と予測を発表した。これによると、2013年の同市場規模は58億円で、前年比成長率は25.8%であった。売上額構成比では、マルウェア対策製品を含むモバイルセキュアコンテンツ・脅威管理が全体の6割超を占めた。スマートフォンやタブレット端末を狙ったマルウェアが急増し、手口も巧妙化していることから、マルウェア対策を含むモバイルセキュアコンテンツ・脅威管理が市場拡大をけん引するとみている。同市場の2013年から2018年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は16.5%で、市場規模は2013年の58億円から2018年には123億円に拡大すると予測している。

機能別の2013年から2018年のCAGRでは、モバイルアイデンティティ・アクセス管理が19.6%と最も高い成長率で推移し、市場規模は2013年の8億円から2018年には20億円へと拡大するとみている。モバイルアイデンティティ・アクセス管理市場は、企業でのモバイル機器の利用拡大で社外から社内リソースへのアクセスが増加し、モバイル機器における認証強化が求められている。このため、ユーザ個人のIDとパスワードのみの固定パスワード認証と、ワンタイムパスワード認証やSSL証明書による認証、リスクベース認証などを組み合わせた多要素認証への需要はますます高まるとみている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  2. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

    脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

  4. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  5. 東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

    東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

ランキングをもっと見る
PageTop